用語 | 軽傷者宿泊型療養施設 |
英訳 | Shielding accommodation facilities for mildly ill |
定義 | PCR検査で陽性となった新型コロナウイルス感染症の感染者のうち、無症状の方や軽症者について、退院基準を満たすことが確認できるまでの間、療養するための施設。 |
解説 |
・地域での感染拡大状況、および入院受入可能な病床数等により、地域における病床が不足する場合、重症化リスクが高い人、 軽症者等に安全に安心して療養を行える体制を整え、適切な療養環境を提供するために、行政がホテル等を宿泊療養施設 として確保した。 ・この施設にはスタッフ(健康管理担当、生活支援担当、施設管理担当等)が常駐し、生活上の困りごとや健康上の心配ごと について、24時間対応している。 ・必要な居室数の見込みに応じ、①自治体の研修施設等、②地域の公共的な施設、③ホテル等の民間宿泊施設等を確保。一棟 又は一フロア単位で確保。宿泊施設までの搬送手段を確保。 ・対象となる人 ① 高齢者 ② 基礎疾患がある者 ③ 免疫抑制状態にある者 ④ 妊娠している者、①~④のいずれにも該当せず、入院が必要 ではないと判断した者 ・自宅待機中だった一人暮らしの50代男性(埼玉県)が死亡したこと(2020年4月21日)がこの背景にある。 当時の加藤厚生労働大臣は、今後、軽症患者などの療養場所は、急激な容体の変化にも対応できるよう、宿泊施設を 基本とする方針をだした。 |
事例 | |
参考文献(APA方式) |
・新型ウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養のための宿泊施設確保・運営業務マニュアルより、令和2年4月23日(令和3年2月12日改訂) https://www.mhlw.go.jp/content/000740154.pdf(2022.10) ・新型コロナウイルス感染症軽症者等の宿泊療養マニュアル https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/383002.pdf(2025/01/01) |
最終編集日 | 2025年1月1日 |
軽傷者宿泊型療養施設
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