認証制度委員会

認証制度委員会の目的

 認証制度委員会は、「学会認証まちの減災ナース指導者」育成委員会と対で存在し、学会が認証する指導者育成の質を制度から担保すると共にサポートすることをねらいとしています。その役割として「まちの減災ナース指導者🄬」の認定・更新認定に関する業務を行っています。
 委員会の構成員は、理事2名、まちの減災ナース指導者育成に関わるもの(代議員が望ましい)2名、防災・減災分野の経験と見識をもつ会員2名以内で、委員会委員は理事会で承認されます。

これまでの活動

1)「まちの減災ナース指導者」および短期研修生の認証
 「まちの減災ナース指導者」と、令和5年度から加わった短期研修の認証を行っています。
 「まちの減災ナース指導者🄬」とは、災害時に備え、地元密着型の減災に関する研修会や訓練等で看護の視点を踏まえた知識や技術の普及を行う「まちの減災ナース」を育成する看護職を指します。人材育成により、発災時には被災地域に居住するまちの減災ナースが住民と共に、自主防災組織等で支援活動を実施することを目指しています

2)「まちの減災ナース指導者」の更新認定
 「まちの減災ナース指導者」は、5年毎の更新資格です。令和6年度は、1期生および2期生の5年更新申請にあたっています。
 地元で減災活動に取り組むまちの減災ナース指導者🄬は、災害急性期の支援だけではなく、その後のまちの復興、まちづくりにも大きな役割を果たします。5年の節目を迎えた更新申請は、これまでの活動を振り返る機会としていただき、今後もまちの減災ナース指導者🄬としてご活躍いただきたいと思います。
 2019年から数年間はCOVID-19の流行があり、活動が思うようにできない時期もありました。委員会ではポイントが足りない方、やむなく申請を見送った方への救済策として、原則1回に限り、翌年の申請時期に再度申請することを認めることが決定いたしました。本来の申請対象期間5年間に1年を加えた期間の業績を申請していただくことが可能になりましたので、ぜひ諦めずに挑戦していただければと思います。

※「まちの減災ナース指導者5年更新システム」には、下記URLよりオンライン調査・アンケートシステムにアクセスし、ログインして登録画面に進んでください。
 URL: https://service.gakkai.ne.jp/society-member/auth/survey/JSDN
 参考資料は、こちらからダウンロードできます。
 「活動ポイント一覧表」
 「5年更新システムマニュアル」
 「5年更新に関するQ&A」
 
  ★更新スケジュール
   1・2期生(2019-2020年受講)→2025年3月
   3期生(2020年受講)→2026年3月
   4期生(2021年受講)→2027年3月
   5期生(2022年受講)→2028年3月
   6期生(2023年受講)→2029年3月
   7期生(2024年受講)→2030年3月

3)「まちの減災ナース指導者」認証登録
 ご存じの方も多いと思いますが、令和4年11月に「まちの減災ナース指導者」は認証登録されています。したがって、「まちの減災ナース指導者」を名乗ることができるのは、本学会の「まちの減災ナース指導者」育成研修を受けられた方に限られます。
 認証制度委員会では、「まちの減災ナース指導者」🄬の皆様が少しでも活動しやすくなるよう委員会で知恵を絞り、陰から支えて参りたいと思います。

4)まちの減災ナース指導者マスタートレーナーの登録
 「まちの減災ナース指導者」の講師にあたる方で、人材育成に深く寄与し、特に秀でた実践経験があり、地域の防災・減災活動に関する高度で専門的な知識及び技能を有する方へ、理事会の承認を得て「マスタートレーナー」として登録させていただきました。
 マスタートレーナーには、「まちの減災ナース指導者」の育成および自らも地域の防災・減災のリソースとして、まちの減災ナース指導者と連携をしながら、地域の減災活動に努めることが求められます。
 令和5年度に初めて登録されたのは、松岡千代先生、小原真理子先生、齋藤正子先生の3名の先生方です。

委員名簿(令和5~6年度)

役割 名前 所属
委員長 大村 佳代子 兵庫県立大学看護学部
委員 小原 真理子 京都看護大学大学院看護学研究科
委員 松岡 千代 甲南女子大学看護リハビリテーション学部
委員 網木 政江 山口大学地域レジリエンス研究センター
委員 宮前 繁 東京科学大学病院 災害危機管理部